App Storeのローカライズワークフロー:多言語メタデータを効率よく管理する
多言語メタデータは非英語圏での露出を大きく高めますが、十数言語のコピーを手作業で維持するのはすぐ破綻します。ここでは持続可能な流れを紹介します。母語版を下書きし、翻訳・レビューを経て、App Store Connect APIで同期。ブラウザタブに一つずつ貼り付ける必要はありません。
なぜローカライズしたメタデータが露出を増やすのか
App Storeの検索やランキングは地域ごとにほぼ独立しています。ユーザーが自国語で検索するとき、英語のキーワードはほとんど効きません。ローカライズした名称・サブタイトル・キーワードがあって初めて、そうした検索結果に現れます。
ローカライズは「翻訳」だけではなく、コンバージョンを左右します。ユーザーはサブタイトルとスクリーンショットを一瞥して、自分向けのアプリかを判断します。言葉が合えば、自然とダウンロード意欲も高まります。
翻訳すべき項目
ローカライズには、アプリ名、サブタイトル、キーワード欄、説明文、プロモーションテキスト、スクリーンショット(画像内のコピーを含む)が含まれます。いずれも該当地域の製品ページに表示され、言語ごとに磨く価値があります。
おすすめの順序は、まず名称とキーワード(検索に直結)、次にサブタイトルとスクリーンショットのコピー(タップとコンバージョンに直結)、最後に説明文とプロモーションテキストです。
キーワードは逐語訳ではない
キーワードは、英語の語を一対一で置き換えるのではなく、その言語のユーザーが実際に検索する語に合わせるべきです。同じ機能でも市場によって呼び方がまったく違うことがあります。現地の競合が使う語、ユーザーが打ち込む語こそが判断材料です。
キーワード欄には文字数制限があり、類語を詰め込むと重みが薄まります。詰め込むより、関連性の高い語をいくつか選んで簡潔に保ちましょう。
持続可能な同期ワークフロー
まず原語版を一度きちんと確定させ、唯一の正とします。次に翻訳し、製品を理解した人にレビューしてもらいます。機械翻訳は下書きには向きますが、そのまま出荷するのは危険です。
最後に、App Store Connect APIで文案とスクリーンショットを言語ごとに送信します。変更が一か所に集約され、Webで項目ごとに貼り付ける手間が消えます。翻訳が端末上で行われれば、文案がMacの外に出ることもありません。
FAQ
十数言語すべてを人力で翻訳すべき?
全部ではありません。機械翻訳で下書きしつつも、検索とコンバージョンに効く名称・キーワード・サブタイトルは、人力か母語話者のレビューで押さえるのが安全です。
キーワードは英語からそのまま訳せばよい?
おすすめしません。対象言語の検索習慣に沿って選び直す方が効果的で、逐語訳はユーザーが実際に打つ語とほぼ一致しません。
端末上翻訳は文案を外部に送信しますか?
いいえ。端末上翻訳はローカルで処理するため、文案は第三者サーバーにアップロードされません。未公開のメタデータにも安心して使えます。
多言語メタデータを一か所で管理
Store Connect Managementは多言語コピーの編集と端末上翻訳に対応し、保存後は言語ごとにApp Store Connectへワンタップ同期。Webで項目ごとに貼り付ける必要はありません。